2012年12月9日日曜日

電気自動車ベンチャーの苦境

電気自動車は普及しそうで、中々進みませんね。
大手メーカーは10年、20年単位でのノウハウの蓄積を狙ってやってるんでしょうが、
ベンチャーだと長期的にやっていくのは難しいわけで…
Gigaomの記事では、A123 Systems、Fisker Automotive、Better Placeの三社の経営危機を挙げています。

A123社は電気自動車の心臓、バッテリーを作っている企業でしたが、中国企業など海外メーカとの価格争い、不良品問題、十分な生産体制を整えられずに経営が悪化。オバマ政権のグリーンニューディール政策で支援も行われましたが、今年10月に破産となり、米大手部品メーカJohnson Controlsが買収しました。
Fisker社は、A123社のバッテリーを使用したハイブリッドスポーツカー、Karmaなどを製造していました。格好車ですが、
Fisker Karma
このKarmaが炎上する不具合が発生(A123のバッテリーのせいで)。生産済みの車はリコール、生産は中止となってしまいました。現在は投資銀行に支援を求めているそうです。
Better Placeは単に自動車やその部品を作るのでは無く、充電施設などのインフラも含めた環境を提供しようとしている企業です。充電網を構築する必要があり、初期投資が膨らみでリストラを行わざるを得ない状況です。

クリーン産業が流行してますが、現実は大変厳しいようです。
Tesla Motorsには頑張って欲しいです

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