2013年4月16日火曜日

絶望名人カフカの人生論

春です.出会いと別れの季節です.
多くの人にとっては明るい季節かもしれませんが,
新しい環境に馴染めなく絶望したり,変わらない環境に絶望する人もいるでしょう.
私もその一人で,「絶望名人カフカの人生論」という本を読んでます.
人生論というと自己啓発書()みたいにヤル気を入れるような本を思い浮かべますが,
この本は編訳の頭木さんの「ネガティブな気持ちにひたりきること」がピッタリの内容です.


カフカの人生は,本人の日記・手紙を鵜呑みにすると



  • 友達はほとんどいなく,唯一の友達には最後の約束を破られる



  •  生前は作家としてほとんど評価されない



  • 結婚もできない



  • 父親の影響が大きすぎて,離れきれない

  • と悲惨なようですが,実際は
    • かなり楽な仕事 8時から14時だけ!
    • 死後は最高度に評価される
    • 結婚はできないけど,恋人はいた
    • 裕福な家庭
    など,むしろ恵まれている環境で,この事からもカフカのネガティブさが分かってもらえると思います.
    落ち込んでいる人は,ぜひ読んでください.もっと落ち込めます.




    追記 自分は自己啓発書も大好きです,実行より読む方が楽ですから.

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